サイドゴア 各ブランドの解釈

靴のデザイン自体は、まだまだ見たことないもの、斬新なものがあるでしょうけど大体においては昔から残ってきたデザインに各メーカーが独自の解釈を加えることで全くもって違う見え方がするのだと思っています。

今回たまたまサイドゴアが三足、それもドレス、カジュアル(ワーク)、モードとパッキリと3者3様だったものですから、良い機会なので比べてみましょう。

 

|まずはドレス

_dsc5781

フランスのクラシックな高級紳士靴代表 JM.WESTON

王道中の王道。実は僕もいつかは一足欲しいと思っていたり。革質はピカイチ!サイドのゴム部分まで他とは違い質の良さを感じる。フォルムもクラシックなのに洗練されて見えるのはやはりおフランスだから成せる技でしょうか。トゥスプリングも低め。サイドゴア、チェルシーブーツと言えばウエストンというのは今も変わらないでしょう。

ちなみに修理は

_dsc5782

ヴィンテージスティール。あーんソールの革も素敵。写真暗くてまったく伝わらないと思いますけど。ウエストンと昔のグリーンって履いて減った時でも、きめの細かさがわかるというか、美しいの一言です。余談ですが。

|さてお次ぎはカジュアル代表

 

_dsc5798

 

エイジングの楽しさをより感じられるであろうMOTO。シャフトの余裕のある太さと角度もこう見比べると全然違います。プルストラップも後ろのみ。

ソールはダブルソールの上から縫いをかけてないレザーがもう一枚貼られているトリプルソールって、まぁ驚きの仕様。

足元のボリュームが欲しい、気兼ねなく履きたい、さらに欲を言えばいいアジだして育ってくのを楽しみたい、という欲張りなあなたに。的な。別にこの記事各ブランドを宣伝してるわけではありません。

修理は

_dsc5802

vibramのハーフラバーであります。

スポンサーリンク

 

|お次ぎはモード

 

_dsc5813

こちらはD&Gでありますね。

つま先の捨て寸も長めにとり、シャフトも他2足より長めで全体的にシュッとしていてモードらしさを感じさせます。ウイングチップというのも大きな違いですが。 履き口のトップラインが真っ直ぐになっていてそれも他2足と全然違う印象を与えています。

修理は

_dsc5814

こちらもハーフラバー。ロゴマークを残して欲しいとのご希望でしたので少々変わった形となりました。

 

というわけで、同じサイドゴアというデザインに置いても各ブランドでは全然解釈違います。今回は色もそれぞれ違うから余計に違いを感じますが、これを黒縛りのドレス縛りで比べてみたってもう全然違うのですから面白いところ。

どういう経験をして、何を見て、何を感じて、はたまた根幹にどういう哲学をもっているのか。デザインする人のあらゆる要素が形に出るというのが不思議で面白いなぁと思うのですがどうでしょう。

まぁこれ修理屋で色んなものを見れるという特権かもしれません。

 

店主 拝

 

スポンサーリンク