WOLVERINE

1883年に創業され
MADE IN USAを貫くブーツメーカーのWOLVERINE。

やはり

履き込むほどに良くなっていく

そんな靴のあり方を見せてくれる1足です。

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今回は中敷が劣化によって
硬化しバキバキだったため交換。

そしてヒールもビブラムの#700アンバーにて交換。

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かかとだけの交換の場合

仕上げたそのままでは
ヒール部分だけ綺麗になり
ソール部分とは差ができてしまうため
違和感ありありになってしまいます。

そこは、前も仕上げるか
ヒール部分を加工するか
分かれるところですが

せっかくいい感じに使用感のある
ソール部分を仕上げ直すのはもったいない。

今回は
ヒール部分を違和感無くいい意味で汚すのが
僕の出した答えであります。
正解はありませんし、靴によって変わりますが。

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うん、馴染んでます。

今回はなんとですね
以前トリッカーズを修理に出して頂いたお客様から
弟様のブーツもということでご依頼頂きました。
しかも県外です。

出来上がりを見た弟さんも
「いい感じにアジが出ているのでヴィンテージのジーンズでも合わせないと」
そして「すごく上手に仕上げてくれてる」
とお褒めの言葉をいただきました。

本当に嬉しい限りです。

実際にお会いし、相談出来る方がお客さんも安心かとは思いますが
こうして電話やメールでのやり取りとなっても
その向こうにいるお客さんを見て、誠実に修理を行うことで
こうして喜んでもらえるのは本当に本当に嬉しく思います。

この靴はずっと履いてなかったそうで
今回を機に、また履いて
更にいい雰囲気を醸し出してくれるのを
楽しみにしています。

ありがとうございました。

グラシア〜ス!!