6月展示・受注会用のとっておき

マスターピースライン用に今回スポットで革を入れまして、一体どんな革なのか?について触れていきます。

今回仕入れたのは約40年ほど前のイタリアンベビーカーフ。もはやヴィンテージです。

保管状態もよく、何より質感がベビーカーフだけに肌理細やかで柔らか。

通常のカーフは子牛で生後6ヶ月以内、ベビーカーフは生後3ヶ月以内。カーフの中でも最高級種として扱われており、先程お伝えしたきめ細やかさや手触りが段違いで、更にいうと発色も綺麗です。

今回のはそれに加えて40年前なので、まず原皮の質。これは昔は現在より赤身が好まれていて広々とした牧草地で育てられて自然な飼育方法だったことがあるのではと言われています。最近は早く育てるために飼

また環境への配慮で規制がかかり使える薬品などが変わったことや排水の問題などで、名タンナーと言われていたところでも廃業していたりしています。

そんなこんなで今でも素晴しい質の革はあるのですが、当時の革はちょっと言葉では表現しづらいんだけどその時の良さがあるのです。

この少し赤みがかったブラウンがまた今にはあまりない色です。写真と現物はまたちょっと違うのでもどかしいけれど。

この革もただでさえ長いことねむっていたのにこのまま何も作らなきゃ、無駄になるだけです。是非形にして長く愛用し全うさせてあげたい。

今回の受注会用に2枚仕入れました。大きさ的には2〜3足くらい。デザインによって変わります。仕入れ先には残り多くないと言われているので、受注会後は注文受けたとしても聞いてみてあればラッキーくらいです。

ですのでこの機会をお見逃しなく。

マスターピースラインではこの革使ってもアップチャージなしでできます。

またマスターピースの製作期間は4ヶ月〜になります。

これまで試してみたかったけれど、中々踏み出せないという方がいましたら今回の展示・受注会に見に来てください。注文するしないに関わらず。

次回は改めてハンドソーンウェルテッド製法の良さを改めてお伝えしていきます。

それではまた!