少しでも安く抑えるためなのかライニングやソックに合皮が使われている靴をよく見かける。
そもそも全合皮もあるくらい。
今回の靴もソックが合皮であったため、劣化でボロボロになってました。
ただ、ソックさえ交換してしまえば綺麗になるし
まだまだ履いて行けます。
というわけで
|中敷を本革へ
似寄りのブルーの革にてソックを交換。
|底のショックを和らげるには?
また底が薄く歩くときの衝撃が強いということで、
通常のハーフラバーよりは厚くクッション性のある強化スポンジを装着。
これで多少ショックを抑えられるのではないかと。
バランスもありますのでどの靴にもイケルとは限りませんが
中敷にスポンジを入れる程サイズに余裕が無い場合はこのように
底にクッション性のあるものを取付けることも出来ます。
また長く使ってあげてください。
しかし、合皮は劣化が激しい、ネチョネチョになってくっつく、などなど
安さ以外に良い点が見つかりはしません。
(あとは動物愛護の観点か、ただしここは難しいので控えます)
今お持ちのもので合皮のものは、その部分を替えて使えるのであれば
もちろん直して使って頂きたい。
合皮であっても気に入っているものだからこそ直したいと思うのでしょうから。
それは値段がかかるかもしれませんが、我々も出来る限りのことをして履けるようにしたい。
ですが、注意を向けて頂きたいのはこれからです。
何かを買うときにそのモノの質まで見て欲しいのです。
値段が安くてデザインも気に入った、でもすぐ駄目になって捨ててしまったでは
これからもゴミは増えて行くばかりです。
そしてそれを買う人が多くいるから、生産者側も作るわけで。
消費者1人1人が、
長く大事に直しながら使っていけるのかどうかを考えて買わないと
無駄なもので溢れかえるのは変わっていきません。
値段がバカみたいに高くなくても、いいものは沢山あります。
受動的に反射的に商品に飛びつくのではなく、自ら情報を取捨選択して
冷静に見極めるのが必要になってきているのだと思っています。
それをできる人が増えれば自ずと変わって行くのでしょう。
あぁでも最近の合皮ってレベルが高くて一見本革かと見違えるような
ものもあるから驚きますよ・・・・。
見た目もいいけど、耐久性も革並みになるのであれば文句はありません!
チャンチャン。
店主 拝
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