序章

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今はまだ何もないこの空間。

ここから全ては始まります。

ここまで来るのに遠回りをしてしまったけれども
でも、なるべくしてなったのだと思う。

”大事に長く使って、共に年月を重ねていく”
その感覚を大切にして生きてきて
自分にできること、やってきたこと、何をどうしたいのか
どうやって人に伝えていくのか。

よくよく考えるまでもなく、
僕たちは靴の修理屋という
今までずっと関わってきたこの素敵な仕事で
伝えていこうと決めた。

これから、ここにはどんどん機械やミシンや材料
そして靴達が並んでいきます。

物語が始まるのはこれからです。

でも、この始まる前の静けさもまた
いいですナ。

何が起きるのだろうか?と
胸を踊らせています。