1920’s camera case

以前に文章だけでしたが触れた
年代物のカメラケースの修理。

この仕事をしていると
年代物に出会う機会は結構あるのですが
ここまでのものはそうそうない。

というのも1920年代と言っていたでしょうか?
おじいさんの代からのカメラらしく
僕たち二人は見るなりすげーすげー言って
興奮しておりました。

今はなきナーゲルという
コダックに買収されたドイツのカメラメーカーのもの。

パカッと開いて
蛇腹の様に出てくるレンズとか
質感とか全てにおいて
カッコよかったなぁ。

今でも使えるってんだからネ。
造りがシンプルな故でしょうか?
電子部品がないからとも。
凄いことですよ、その時代の物が
今も使えるっていうのは。

僕カメラを集めてるわけではないのですが
涎が出そうで、じゅるり。

これで撮ったらどんな写真になるんでしょうね?

見てみたいものです。

問題のケースというのは

_DSC2603

_DSC2600

この底部分を繋ぐ革が切れてしまったので
そこを補修という修理です。

この修理の詳しい所はFacebookに書いてるので
是非のぞいてみて下さい。

豊かさって見る角度で色んな解釈、定義になると思うけれども、
こうして誰かが使っていたものを大事に修理しながら受け継いでいく
のも豊かだなぁと思うのであります。

新しく何かを買う時も
自分が長く気持ちよく使い続けられるかっていうのと
誰かに残してやれるかってことも
考えられるといいなと。

そうなっていきたいものです。

さあ今日から5月。
新緑のように若々しくイキイキと生活に励みましょう。

風が気持ちよく通り抜ける
ここ福岡町にて本日もお待ちしております。

ありがとうございました。