今のジョセフチーニーではなく、少し前10年ちょっと前の
まだプラダグループの頃で、チャーチ創業一族の
ジョナサン&ウィリアムチャーチが買い戻す前の頃。
ユナイテッドアローズの別注のもので
当時務めていた頃は、よくこの靴を修理していた。
いや、もうこれでもかというくらい来てた。
それだけ多くの人に手に取ってもらえていたのでしょうね。
チーニーは今やリブランディングし武骨な雰囲気を残しながら
洗練され、さらに格好良くなったメーカーだと思う。
どの時代のものも、それぞれ特徴があり、良さがあり
長く愛されるメーカー。
3㎜のレザーをいれてWソールなのだけれど、内側の土踏まずはラウンドしていて
この靴の特徴となっている。
滑るというのは否定できない要素だけれど
やっぱり僕はレザーソールの雰囲気が一番好きで
作業としてもレザーソールが好きだ。
ラバーはラバーの良さがあり、もちろん靴の雰囲気によって
ラバーの方が合うものだってあるので(例えばワークやミリタリー系等)
あとはバイクでとか使用用途によって僕も全然ラバーソールの物を履いている
けれど、一番好きなのはレザーである。
どんなにハイテクで履きやすさが勝るソールが他にあろうとも
この加工のしやすさと、高級感、美しさには全体の締まり具合
など、この先どんなに時代が変わっても勝るものは無いと思う。
なので今日も牛さんに感謝しながら作業をするのだ。
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