本日9月20日で我々7周年を迎えました。
これもひとえにご利用頂いているお客様、取引先の皆様のおかげで
ございます。
誠にありがとうございます。
未だに「何の店ですか?」と聞かれるような、思われるような謎なお店ですし、
未だにこんなお店があったなんで知りませんでしたと言われるぐらい
目立たない感じで細々とやっておりますが
年々お客様も増え、気がつけば7年。
開店当初も業種自体に馴染みのない人が多いのか「え?大丈夫?やっていけんの?」的な反応だったのがもうすでに懐かしい。
ていうか僕もまだぎりぎり20代で、その点今や30代の後半に入ってしまったことを考えると時の流れの速さに恐れおののいてしまいます。
風邪の直りづらさ、顔の皺(少々)、腕の痛み、そして流行が肌感覚では取り入れられない等々20代では感じなかった感覚が次々と襲って来ているわけですが、その反面30代だからこそできる頭の使い方や暮らしに対しての捉え方などを日々感じ取って、そしてお店の運営に活かしています。
ところで最近知った言葉で
“A small , good thing”という言葉があって
直訳だと「小さな、良きもの」という訳になるのだけれど
村上春樹訳だとこれが「ささやかだけれど、役に立つこと」
とされていて、これを見たときに衝撃を受けました。
暮らしの中で日々触れるものを直したり、作るといういうことは
人生という単位で考えると、とてもささやかなことだけれど
その人が豊かに暮らすために役にたつこと。
我々が日々感じていて、でも言語化できていなかったところを、シンプルにでもハッキリと言語化してくれていると感じたのです。
我々は結構来るもの拒まずで、色んなことをしてきたし自分たちでも新しいことを始めたりしてきたのですが、結局のところ核にあるのは”ささやかだけれど、役にたつこと”ここに尽きると思います。
今後も恐らく間違えたり失敗したりしつつも様々なことに挑戦していくかと
思いますが、その核だけはぶらさずに生きたいと思っております。
ひとまず次は10年。10年もったら皆様、、、、、褒めてください!
今後とも宜しくお願い申し上げます。
店主 拝